長期の飲酒ガイドライン
―健康のために知っておきたいポイント―

①お酒は「量」よりも「純アルコール量」で考える

お酒の種類が違っても、体に影響するのは 純アルコール量 です。

純アルコール量=飲酒量×アルコール濃度×アルコール比重0.8

目安

  • ビール500ml(5%)= 約20g
  • 日本酒1合(180ml・15%)= 約22g
  • ワイン1杯(150ml・12%)= 約14g
  • 焼酎(25%)100ml= 約20g
  • 「今日は何杯飲んだか」より
  • 「今日は何gのアルコールを摂ったか」が重要です。

 

②「長期的に多い飲酒」は、確実に病気のリスクを上げる

長年にわたる飲酒は、次の病気のリスクを高めます。

  • 高血圧
  • 脳卒中(特に出血性)
  • 心筋梗塞
  • 肝臓病(脂肪肝・肝硬変・肝がん)
  • がん(食道・胃・大腸・乳がん など)
  • アルコール依存症

 

「少量でもリスクが上がる病気」もある

  • 高血圧
  • 食道がん
  • 出血性脳卒中

 

③国が示す「リスクが高まる飲酒量」の目安

これは「安全量」ではなく、“これ以上で病気が増える”という警戒ラインです。

1日の飲酒量

男性 40グラム以上
女性 20グラム以上

 

④年齢・体質・性別で影響は大きく変わる

高齢者

  • 少量でも酔いやすい
  • 転倒・骨折・認知症のリスク増加

女性

  • アルコール分解能力が低め
  • 肝硬変・乳がんのリスクが出やすい

お酒で顔が赤くなる体質(フラッシング)

  • 少量でも 食道がん・口腔がんのリスクが非常に高い
  • 「慣れたから大丈夫」は 危険

 

⑤健康に配慮した「飲み方」の基本ルール

長期的な健康のために、次を意識しましょう。

  • あらかじめ飲む量を決める
  • 食事と一緒に飲む
  • 水(チェイサー)をこまめに飲む
  • 週に 休肝日 を作る(毎日飲まない)
  • 「ストレス解消・眠るため」に飲まない

 

⑥絶対に避けるべき飲酒

  • 飲酒運転
  • 20歳未満の飲酒
  • 妊娠・授乳中の飲酒
  • 一気飲み・短時間の多量飲酒(60g以上)
  • 病気療養中・服薬後の飲酒
  • 酒後の入浴・激しい運動

 

⑦一番大切なメッセージ

  • 飲酒量が少ないほど、健康リスクは下がる
  • 「飲まない日」がある人ほど、将来の病気は少ない

 

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深見医院

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