新しい糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)が使用できるようになりました

SGLT2阻害薬(スーグラ、フォシーガ、ルセフィー)

  • この薬は、腎臓での糖を再吸収する部位である尿細管にある「SGLT2」の働きを阻害し、尿中に糖を排出する事により血液中の糖を低下させる作用をもつまったく新しいタイプの糖尿病治療薬です。
  • もともと腎臓には血糖値を一定に保つ働きがあり、尿の通り道の尿細管(近位尿細管)にある「SGLT2」の働きで、血液から尿に排出された糖の90%を回収しています。糖尿病患者さんの場合、「SGLT2」の機能を薬で抑えることにより、余分な糖が再吸収されて血液中に入り込むことはなく、そのまま尿に排出されます。このため、尿に含まれる糖の量は増えるものの血糖値は降下し高血糖の状態が改善されることになります。
  • そのため、SGLT2阻害薬は、糖質排出によるカロリーロスで体重減少、特に内臓脂肪を減らす事が出来、働き盛りの肥満傾向にある糖尿病患者さんには最適な治療薬です。また低血糖も起こし難い特徴もあります。

インクレチン製剤 GLP-1受容体作動薬

作用機序
  1. 血糖依存性の膵臓β細胞からのインスリン分泌促進
  2. グルカゴン分泌抑制
  3. 胃排泄遅延
  4. 中枢性食欲抑等による血糖降下作用
特徴
  1. 体重減少効果が見られる。
  2. 低血糖を起こし難い
  3. 膵臓β細胞の保護作用があり糖尿病の治癒が期待できる
  4. 血圧や脂質などの動脈硬化危険因子の改善効果
  5. 心筋、腎臓などの臓器保護作用がある

国内で使用可能なGLP-1受容体作動薬(2014年1月現在)

  長時間作用型 短時間作用型
血糖降下作用 空腹時血糖コントロールに優れる 食後血糖コントロールに優れる
注射のタイミング 食事と無関係に投与 食事時に投与
特徴 注射回数が少ない 注射回数が多い
消化器症状が少ない 消化器症状が出やすい
胃排泄遅延効果が
減退しやすい
胃排泄遅延効果が
持続しやすい
単独投与可能 SUなしでBGと併用可能     インスリンとの併用可能
商品名 ビクトーザ®0.9mg
(1日1回)
ビデュリオン®20mg
(週1回)
トルリシティアテオス0.75mg(週1回) バイエッタ®10µg
(1日2回)
リキスミア®
(1日1回)
一般名 リラグルチド エキセナチド デュラグルチド エキセナチド リキシセナチド

 

GLP-1受容体作動薬の特徴

オゼンピック
(Ozempic)
トルリシティ
(Trulicity)
マンジャロ
(Mounjaro)
有効成分 セマグルチド デュラグルチド チルゼバチド
薬剤クラス GLP-1受容体作動 GLP-1受容体作動 GLP-1/GIP
デュアル作動薬
投与方法 週1回皮下注射 週1回皮下注射 週1回皮下注射
血糖コントロール効果 非常に高い 高い 非常に強い
HbA1c低下効 約1.0~1.5%低下 約0.8~1.5%低下 約1.5~2.0%低下
体重減少効果 強い 中等度 非常に強い
特徴 血糖+体重に
良い影響
安定した
血糖、体重減少効果
血糖及び体重減少に
非常に良い
注目 心血管リスク
低減効果あり
心血管リスク
低減効果あり
体重減量薬として
も注目

 

画期的な最新の痛くないCGM持続血糖測定器 (Free Styleリプレ)が、使用出来るようになりました

Free Style リプレFree Style リプレ(アボット ジャパン)

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  2. センサーにリーダーをかざすだけで、すぐに血糖値が表示される
  3. その時点の血糖値だけでなく、血糖が上昇中か下降中かも表示される。
    (低血糖を防ぐために食事を取ったり、血糖の上昇を防ぐために運動するといった臨機応変な対応が自身で出来る。)

 

 

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深見医院

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