熱中症を防ぐ!嘔吐・下痢の脱水にも 
ご家庭でできる「経口補水液」の作り方

暑い季節に汗をたくさんかいた時や、発熱、嘔吐、下痢などが続いた時には、体から水分だけでなく塩分(電解質)も失われます。

特に高齢の方や乳幼児では、気づかないうちに脱水が進んでしまうことがあります。

そんな時に役立つのが経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)です。

市販の経口補水液(OS-1など)は成分が適切に調整されているため第一選択ですが、すぐに用意できない場合には、水・砂糖・食塩を使って、ご家庭でも簡易的な経口補水液を作ることができます。

なぜ「水だけ」ではなく経口補水液なのでしょう?

汗をたくさんかいたり、下痢や嘔吐が続いたりすると、体からは水分とともにナトリウムなどの電解質も失われます。

経口補水液には水分+塩分+糖分が含まれています。

糖分(ブドウ糖)とナトリウムが一緒に小腸から吸収される仕組みを利用することで、水分を効率よく体内へ取り込むことができます。

ご家庭で作る経口補水液

1リットル分の材料

水 1リットル

砂糖 大さじ4と1/2(約40g)

食塩 小さじ1/2(約3g)

これらを容器に入れて、砂糖と食塩が完全に溶けるまでよく混ぜれば完成です。

飲みにくい時には

手作りの経口補水液は、少し甘く塩辛く感じることがあります。

そのような場合には、

「レモンやすだちなどの果汁を少し絞り入れると、さっぱりして飲みやすくなります♪」

経口補水液の上手な飲み方

大切なのは、一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ、ゆっくり飲むことです。

特に嘔吐や吐き気がある時に一気に飲むと、再び吐いてしまうことがあります。

その場合は、スプーン1杯程度から始め、5~10分おきに少しずつ飲んでみましょう。

飲めるようであれば、徐々に量を増やしていきます。

作った経口補水液は24時間以内に

家庭で作った経口補水液には保存料が入っていません。

冷蔵庫で保存し、24時間以内に飲み切ってください。

残ったものは翌日に持ち越さず、新しく作り直しましょう。

こんな時は経口補水液だけで様子を見ないでください

経口補水液は軽度の脱水には役立ちますが、重い脱水を治療するものではありません。

水分がほとんど飲めない、何度も嘔吐する、尿が極端に少ない・半日以上出ない、意識がぼんやりする、ぐったりしているなどの場合には、早めに医療機関を受診してください。

特に高齢者や乳幼児では脱水が急速に進むことがあります。

また、糖尿病・腎臓病・心不全などで水分・糖分・塩分の制限を受けている方は、自己判断で大量に飲まず、かかりつけ医にご相談ください。

深見医院

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