お知らせ
深見医院からのお知らせです。大腸がんの発生に関与、最近注目の“コリバクテリア菌”とは? 腸内環境を整えて大腸がんの予防を!
コリバクテリア菌とは?
ヒトの腸内に常在する細菌の一種。通常は無害で、ビタミンKの生成などに貢献。ただし、コリバクテリア菌などの特定の病原性株は下痢や時に大腸がんの発生などの深刻な健康被害を起こします。
大腸がんとの関連性
1. 特定の病原性大腸菌(コリバクテリア菌)と発がん性
一部の大腸菌株(コリバクテリア菌など)は、コリバクチンというDNA損傷を引き起こす毒素を産生。この毒素が、大腸上皮細胞のDNAを損傷させ、遺伝子変異を蓄積 → がん化に寄与する可能性が示唆されています。
2. 腸内環境の乱れ(ディスバイオーシス)と発がん
腸内フローラのバランスが崩れ、病原性菌(ゴリバクテリア菌など)が優勢になると、慢性炎症や酸化ストレスが誘発される。これが大腸粘膜のDNA損傷や細胞の異常増殖を招き、がん発症リスクを高めると考えられています。
大腸がんを防ぐための 予防と対策
バランスの取れた腸内環境維持を維持するために、
- 食物繊維
- 発酵食品
- プロバイオティクス
- プレバイオテックス
の摂取を積極的にする。
1. 食物繊維が豊富な食品
水溶性食物繊維(腸内の善玉菌を増やす)
- 海藻類:わかめ、昆布、ひじき、もずく
- 果物:りんご、バナナ、キウイ、柑橘類
- 野菜:ごぼう、オクラ、長芋、にんにく
不溶性食物繊維(便通を改善)
- 野菜:キャベツ、ブロッコリー、にんじん
- 穀類:玄米、雑穀米、オートミール
- 豆類:大豆、ひよこ豆、レンズ豆
2. 発酵食品(腸内細菌のバランスを整える)
- 味噌(みそ汁など)
- 納豆
- ぬか漬け・たくあん(添加物少ないもの)
- ヨーグルト(できれば無糖)
- キムチ(辛すぎず添加物少なめ)
- 甘酒(米麹由来のもの)
3. プロバイオティクス食品(生きた善玉菌を含む)
- ヨーグルト(ビフィズス菌、乳酸菌入り)
- カスピ海ヨーグルトやケフィア
- 乳酸菌飲料(無糖タイプや無添加のものが望ましい)
- 発酵大豆食品(納豆)
※加熱しすぎると菌が死滅するため注意(例:味噌汁は火を止めてから味噌を入れる)
4. プレバイオティクス
プレバイオティクス=「腸内の善玉菌のエサ」となる成分です(主に食物繊維とオリゴ糖)。
食品例:
- バナナ
- 玉ねぎ
- にんにく
- ごぼう
- アスパラガス
- 大豆製品
補足アドバイス
- 加工食品・添加物の多い食品は腸内環境を悪化させやすいので控えめに。
- 飲酒・喫煙・過剰な肉食(特に加工肉:ハム、ソーセージ)はリスク因子。
- 食物繊維は少しずつ増やさないとお腹が張ることがあるので、慣れるまで徐々に。