胃カメラ(胃内視鏡)Q&A

Q1.どのようなときに胃カメラ(胃内視鏡)を受けると良いですか?

食事がつかえたり、胸焼けがあり、食道の病気が疑われる時。また胃の痛み、胃もたれなどの症状がある場合。また症状が無くても健康診断として定期的に行う事が大切です。胃ガンは最も日本人に多い癌の一つです。特に御兄弟や御両親が胃ガンと診断された方は、その原因と考えられるピロリ菌に感染している可能性が高く胃ガンのハイリスクグループと考えられますので是非胃カメラ(胃内視鏡)による定期検診を受けるようにしてください。ピロリ菌の感染の有無は、尿や便検査などで簡単にチェックできますので、感染している場合はピロリ菌の除菌をお勧めします。


Q2.胃カメラ(胃内視鏡)を受けるにはどんな医療機関がよいですか?

十分熟練した医師が検査を行い、器具の衛生管理を厳密に行なっている施設が良いでしょう。病気を正確に診断できるか、安全に胃カメラ(胃内視鏡)を施行できるかはその医師の経験と能力にかかっています。それを見分けることは患者さんにはまず困難です。ひとつの目安として日本消化器内視鏡学会が設けている制度があり経験を積んで試験に合格した医師を認定しています。また、胃カメラ(胃内視鏡)での細菌およびウイルス感染の実態は十分解っていませんが、消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って器具の消毒を十分に行ない厳密に衛生管理を行なっている施設で受ける事をお勧めします。


Q3.胃カメラ(胃内視鏡)とバリウムの検査(胃透視)ではどちらが良いですか?

胃カメラ(胃内視鏡)とバリウム検査(胃透視)では検査の精密さでは比較にならないほど差があり、胃ガン、食道ガンの早期診断や、胃炎、潰瘍、ポリープ等の診断など胃カメラ(胃内視鏡)がはるかに優れています。また、バリウム検査では異常が見つかれば、後日改めて胃カメラ(胃内視鏡)を受けなければなりません。またバリウム検査では胃や食道の小さな癌が見逃される可能も否定できませんし、怪しい病変に対しては胃カメラ(胃内視鏡)なら組織検査が行なえ正確な診断ができます。沢山の人数の検査を一度にしなければならない職場検診などではバリウム検査になってしまいますが、本来は胃カメラ(胃内視鏡)を選ぶべきでしょう。その上、胃カメラ(胃内視鏡)では放射線の被曝がありませんし、特に若い女性では胃カメラ(胃内視鏡)を選ぶべきです。


Q4.楽に胃カメラ(胃内視鏡)が出来る方法がありますか?

胃カメラ(胃内視鏡)は、口から挿入する方法では喉で嘔吐反射が起こるため時にゲーゲー吐く方が見られますが、鼻から挿入する経鼻胃カメラ(胃内視鏡)は口腔を通らない為ほとんど嘔吐反射が無く楽に検査が受けられます。

又どうしても鼻からの胃カメラ(胃内視鏡)を好まない方は、口から挿入する方法で行いますが、非常に敏感な方には鎮静剤を多めにすると楽に検査ができます。まったく苦しくないように検査を希望する方は麻酔薬を点滴して、ほぼ眠むった状態で胃カメラ(胃内視鏡)を行う事ができます。


Q5.検査の時間は胃カメラ(胃内視鏡)はどのくらいですか?

胃カメラ(胃内視鏡)の検査自体は5分程度です。楽に検査を受けて頂く為その前に鎮静剤を服薬し鼻と喉にを塗っていただきますが、その時間は約10分です。また検査中はモニターTVにて御自身の食道、胃そして十二指腸まで御覧いただけます。検査終了後しばらく休んで帰宅していただきます。


Q6.検査費用はどの位ですか?

胃カメラ(胃内視鏡)のみの検査費用は保険3割負担の方で、異状が無く検査のみの場合約4000円です。潰瘍やポリープ等があり良悪性の区別のために組織検査を行った場合は約9000円ほどかかります。

 

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深見医院

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